仏教は4世紀(A.D.372)、高句麗の小獣林王(ソスリムワン)の時に伝来し、その後百済、新羅に様々な影響を及ぼしました。その中でも文化、特に建築物や彫刻、絵画、工芸品などに色濃く見られますが、ユネスコの世界文化遺産に指定された仏国寺(プルグクサ)と石屈庵(ソックラム)は、新羅を代表する芸術作品として世界的に知られています。
儒教は基本的に仁の重要性を説き、古代韓国社会の共有思想となっていましが、次第に韓国人の精神と交じり合い変化しながら現代の韓国人の生活にも大きな影響を及ぼしています。 儒教は韓国の倫理体系、生活様式、国家法に必要不可欠な要素です。朝鮮時代の主要思想であった儒教は実用的学問である実学に引き継がれました。そして韓国人の意識に深く根を下ろし、今日まで持続する儀式(宗廟祭礼や択奠大祭) など、多くの儀礼からもその影響を見ることができます。